よこすかキャリア教育推進事業
ホーム  >  よこすか働き人  >  松田 千佳さん
仕事を通してお客さまと信頼関係を築ける魅力

入社2年目の私の仕事は、横須賀中央のジェイコムショップに来店いただくお客さまの接客です。来店されるお客さまのほとんどが加入者の方で、ご高齢の方も多くいらっしゃいます。個々に要望や条件が様々なので、冊子やインターネットで見落としてしまいがちなことやサービスのメリットなど、細かく分かりやすい説明を心がけています。競合他社の存在も多い業界ではありますが、弊社のショップの認知度を上げてアピールしてゆくのも今の課題です。もともと営業職を希望していた私にとって、仕事を通してお客さまと信頼関係を築けるところが魅力の一つです。お客さまにご満足いただく為に全てのサービスを把握して、お客さまの生活スタイルに合った提案が出来るよう勉強の毎日です。
時々、制服姿で歩いていると、お客さまから声をかけていただくことがあるのですが、名前を呼んでもらえた時はとても嬉しいです。

私の中学時代と変わっていない

今回、初めてMTTとして参加させていただきましたが、長い間中学生と接する機会がなかったので、参加する前はもっとはしゃぐ子ども達を想像していました。しかし予想に反して、落ち着いて素直で良い子達ばかりで、みんな私の話を真剣に聞いてくれていました。
多くの女の子が人間関係に悩んでいるようで、中学生の頃はナイーブだった私も、子ども達の気持ちが痛いほど分かります。大人になったら、大した問題ではなかったと思えることも、今は学校生活が中心になっているので、避けては通れないと思いますし、時代が変わっても、私の頃と本質的には変わっていないんだと感じました。
世の中が不景気で就職氷河期と言われているのを知ってなのか、ある男の子が、「仕事につけなかったらどうしよう」と不安に思っていました。「将来についてはまだ決まってないけど、大丈夫だろうか?」「何をしたらいいか分からない」と取り越し苦労をしている子ども達に、「とりあえず興味のあることに手を出してみたら? やってみないと、そのことが自分に合っているか、本当に好きなことか分からないと思うよ」とアドバイスしました。

進路が決まっていることに驚いた

ディスカッションに参加して、将来の目標を「通訳さん」と語ってくれた女の子は、先の進路を親に相談していて、高校も、どんな資格が必要なのかも自分で調べていました。私は学生の頃、将来について考えていなかったので進路が決まっていることにも驚いたのですが、親子関係が密接なことも私にはなかったことで、驚きました。
ディスカッションで、子ども達と話していると、私が親になった時、自分がしてもらったことを「自分の子どもにしてあげられるのかな?」と考えてしまいます。
体力と精神力、経済力も必要ですし、私の親も、裕福とは言えない中で私のために頑張ってくれて今では「ありがたいこと」だと感謝しています。

情報を正しく選択する力を身につけてほしい

 MTTとして参加をさせていただいて感じたことは、キャリア教育の取り組みがあることで、子ども達の将来や仕事についての意識が高まっているんだと思いました。私も自分が参加した職場体験は今でも覚えていますし、その経験は
社会人になった今も生かされていると思います。
月並みですが、中学生のみなさんにはいろいろなことに挑戦して頑張ってほしいと思います。技術の進歩で、情報を手に入れやすくなっていますが、何が自分にとって必要な情報なのか取捨選択し、皆さんのより良い将来へ繋げていってくれたらと思っています。

ページの上に戻る