よこすかキャリア教育推進事業
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MTTとして見た子ども達

着物に割烹着。これが私のユニフォー ムです。会社に入って覚えた着付けも、 今では十五分で着られるようになりま した。会席料理のお店で立ち仕事、忙し い毎日ですが、お客様と直接ふれあえる 今の仕事にやりがいと楽しさを感じて います。社から、MTTとして参加させて頂 いたのは昨年の5月。その後も何度か子 ども達と接し、「あいさつ」を大切に思 っている子が少ない事にショックを受 けました。職場体験に行った様子を聞い てみると、単純作業に「疲れた」と話す 子や「想像していたのと違う」と、仕事 の厳しさに、「やらされている」印象を 持つ子が多いように思いました。それぞ れが体験してきた事も「なんでこの仕事 が必要なのか?」と、もう一歩踏み込ん で考える事に慣れていなく、自分に任さ れた仕事が大切で必要な事だと分かる と、少しずつ意識できてきたようでした。

本物の訓練に感動!将来の仕事が決まった瞬間

私が関わったグループの中に、自衛隊 に興味がある生徒がいました。職場体験 先も希望した海上自衛隊だったそうで す。そこで、着衣泳や本物の訓練を体験 させてもらった彼は、「僕は将来、絶対 この仕事をやります!」と強い決心を、 私に熱く話してくれました。職場体験を 経て、憧れから夢を決断した生徒に出会 うことが出来ました。 私自身も、学生の頃、職場体験で憧れ の仕事を体験しました。しかし、私の場合は彼とは逆で、体験してみて「この仕 事は自分に向いていないのでは?」と感 じ、その後の職業を考えるに当たって、 役に立ったことを思い出しました。

厳しい父の愛情に感謝

私は父に厳しく躾けられました。門限 も決められ、礼儀作法にも厳しく、小学 校三年生の時、家族みんなで持っていた アマチュア無線の資格を取るため、夜中 に必死に勉強をしたことを覚えていま す。子どもだった私にはきつかった事も ありますが、その厳しさの意味を、社会 に出てから初めて知る事になりました。

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