先生の声

平成22年度担当者

横須賀市立追浜中学校

総括教諭
       岡部 有世
 本校のキャリア教育は平成18年度に、それまで追浜中学校で実践してきた道徳教育を中心とした『生き方教育(進路学習を含む)』の見直しからスタートし、『横須賀市におけるキャリア教育推進の指針』の内容を受けて、本格的な取り組みが始まりました。
 1年生での「職場訪問」、2年生での「職場体験」、そして3年生では「具体的な進路を考える」とともに「職業人と語る会」などを取り組みの中心として、3年間を通した指導計画の作成に取り組んできました。その後の4年間、様々に試行錯誤を重ねながら、H21年度からは、本校としての形が整ってきたところです。
 H22年度から「よこすかキャリア教育推進事業」にの推進校になったことは、本校が取り組んできたキャリア教育の内容を、一層充実させるためのまたとない機会だと思います。特に、MTTの活用においては、これまでなかなか接する機会のなかった働く大人のご支援もいただく事ができることで、生徒にとっても大きな刺激となることが期待されます。 本校のプロジェクトテーマである『未来の自分』を、生徒一人ひとりに、自由に思い描かせるために、自分もたくさんのことを学ばせていただこうと思います。

横須賀市立追浜中学校

教諭
    剱持 嘉則
 近年、社会的な問題として他者とのコミュニケーションができない若者が多くなってきていることが指摘されています。それは中学校の中でもいろいろな場面で起こっています。まわりのことを考えずに行動してしまう。相手の気持ちを考えないで発言してしまう。また、逆に自分の考えを素直に表現できない。これらを少しでも解決するためにキャリア教育はとても大切だと思います。
 追浜中学校では何年か前から1年生で職場訪問、2年生または3年生で職場体験という形でキャリア教育を行ってきました。事業所はそれぞれの学年の教師が地域の方にお願いし、それをさらに広げていきました。生徒の希望を叶えるためにかなりの苦労がありました。また、体験内容についても「どんなことでも良いのでとにかく体験させてください。」と相手任せに実施していたところがありました。
 今年度、2年生の職場体験に向けての取り組みを「よこすかキャリア教育推進事業」に、お願いすることになりました。1月の実施に向けて、MTTの方による11月のポスターセッション、1月のマナー研修をお願いしました。さらに体験後に行われる報告会でもMTTの方に来ていただいて“自分を見つめる”ということをテーマにしたグループディスカッションを行うことにしました。これらの取り組みを通して“大人”とのコミュニケーションができるようになってほしいと願っています。

横須賀市立田浦中学校

総括教諭
       岡部 厚子
 本校では特に2年生がMTTの先生方に直接お会いしお話をいただく中で、単なる「進路指導」「職業教育」にとどまらず、多様な「職業観」または「生き方」の指針をいただき、本当の意味での「キャリア教育」を実践させていただいていると感じています。
 また、各教科の授業においても、常にキャリア教育の視点をもって、「どのように生きていくのか」「そのために身につけなければならない力は何か」という学習をすすめています。今後も、生徒の「生き方観」を育む学校カリキュラムの工夫を推進事務局の方々のアドバイスをいただきながら、進めていきたいと思います。

横須賀市立田浦中学校

教諭
    池端 啓治
 本校はキャリア教育の取り組みの一つとして職場体験学習を行っている。体験を通じ、いずれ就くであろう職業(働くということ)について、実社会の大人から学びを深め、自己を見つめ自立へ繋げる活動を推進している。
 職場体験は二度に分け「課題の設定から検証、解決」という学習方法をとっている。
 そのような中でよこすかキャリア教育推進事業事務局によるMTTの派遣は、より具体的な職業を捉え理解する場面が設定され、自己課題の設定や解決に向けた生徒にとっての大きな支援活動になっている。
 また、生徒だけではなく、指導・助言にあたる教師にとってもキャリア教育の大変心強い推進組織となっており、学びを深めていく場にもなっている。 今後もよこすかキャリア教育推進事業の下、活動を通じ、生徒の自己の深化や職業観などこれからの自分を考える目標に向け、キャリア教育を進めていければと思っている。

横須賀市立坂本中学校

総括教諭
       水出 由紀雄
 特に、職業体験におきましては、よこすかキャリア教育推進事業事務局の方々のおかげで、体験先もスムーズに決まり、大変助けられました。このような行事では様々なトラブルが発生しがちですが、あらゆる場面で相談にのっていただきました。
 また、発表会などで体験先の方に参加していただく手配をしていただいたり、新たな試みにも、前向きに対処いただき本当にありがたかったです。

横須賀市立坂本中学校

教諭
    大村 慎太郎
 生徒が普段できない体験をさせていただいたことが、特に印象に残っています。   
 マナー講習・職業体験・グループディスカッションを通して、生徒が実際に「働く」ことを肌で感じることができました。
 また、教師として参加させていただき、生徒と一緒になって考えることができたので、自分にとっても良い経験をさせていただいております。

横須賀市立不入斗中学校

総括教諭
       山本 洋司
 本校では、この事業と平行して、以前から年2回の「職業体験」を実施しています(前期に3日間、後期に2日間)。そこで感じるのは、横須賀の社会人の方々は、地元の中学生を大切にしてくれている、ということです。この推進事業もそうですが、参加した中学生に、多くの大人が社会に出て必要となるルールやマナー、そして職業に対する心構えを真剣に、時には生徒が飽きないようにユーモアも交えて語ってくださる。取り組み直後の生徒達の顔は「新しい事を吸収できた満足感」に満ちている、と感じます。
 この事業と、本校の年2回の職業体験との相乗効果も大きいです。前期職業体験後に、それに対する疑問や矛盾点を、グループディスカッションでMTTの
方達にぶつけ、アドバイスをいただくことで、後期の職業体験に向かう気持ち・姿勢が向上していると感じます。

横須賀市立不入斗中学校

教諭
    田端 知子
 この事業の推進校となり学校だけでは、企画実行することが難しい大きなプロジェクトを体験することができ、生徒に与える影響が非常に大きく効果的なものでした。
 また、教師も企業の方々と接することで、良い社会勉強となりました。平日の仕事忙しい時間帯に、多くのMTTの方々に来校していただきディスカッションをする機会を作っていただきました。
 なかなか接する機会のない大人の方々と話ができるということで、生徒も普段の授業では見せることがないほど目の色を輝かせ、授業に積極的に取り組んでいました。実体験を聞いたり、自分たちの疑問に答えてもらったりすることで、職業について興味が増すとともに、視野も広がり、今後の進路を考える良い機会になりました。ありがとうございました。

横須賀市立衣笠中学校

総括教諭
       田中 清子
本校では10数年前から「総合的な学習の時間」を利用して「キャリア教育」に取り組んでいましたが、昨年度から「よこすかキャリア教育推進事業」-中学生“自分再発見”プロジェクト-の推進校として参加させていただき「働くことについて」学ぶ機会を増やすことができました。
 推進事務局を通じ、本来なら勤務をしている時間に30人ものMTTの方が来校し、協力してくださると知り、教師も生徒も感謝の気持ちで準備を整え、当日を迎えました。
初対面の緊張感の中、生徒一人々のスピーチや[やる気]に満ち溢れたMTTの方のお話で、充実したディスカッションとなり、コミュニケーションを向上させることもできました。
 不安な人生を送ることのないよう職業の知識・勤労を重んじる態度、将来の進路を選択する能力を養うために、これからも大人たちが協力し、子どもたちを導いていく活動が必要だと思います。

横須賀市立馬堀中学校(H22年迄)

総括教諭
       秋澤 純哉
 H22年度4月に入学した新1年生に将来の展望を訪ねたところ、①常識を身につけたい ②人の話を聞けて、自分の意見もはっきりと言える人になりたい ③大勢の人の前でも堂々と話が出来るようになりたい ④困っている人の力になれる人になりたい、⑤物事をしっかりと判断できる人になりたい等、「望ましい自分の姿」を将来的に目指したいという「素直な願い」の実態が確認できた。
 これらの生徒の願いの実現に向け、総合的な学習の時間を活用し、本事業の展開のため、多数のMTT(マイタウンティーチャー)の支援を受け、6月に「ポスターセッション」を実施を。また10月からは昨年に続くプロジェクト「フロンティア 猿島ミッション」の取り組みが始まった。これらのキャリア教育推進事業は生徒一人ひとりの「人間関係形成能力」や「資料活用能力」を高めるために有効な取り組みであり、その成果は未知数であるとあらためて認識している。
 1年間を通じ、2年時の職業体験の土台作りはもとより、なによりも生徒の「職業観・勤労観」が醸成され、「豊かな人生」をおくるための力となればと願うものである。

横須賀市立馬堀中学校

教諭
    石澤 圭子
 H21年度、1学年職員として、“よこすかキャリア教育推進事業”に係わる方々に大変お世話になりました。『働くこと』をテーマに、たくさんのMTT(マイタウンティチャー)のみなさまのご指導による「ポスターセッション」等を通して、生徒に「職業観・勤労観」が育っていきました。                                      
 また、H21年度後半の「猿島ミッション」の取り組みでは、生徒は、自分達が考え出したアイデアが、少しずつ現実のものとなってゆく喜びを実感でき、その結果が4月の『猿島無人島文化祭』の成功につながり、この上ない経験となりました。
 H22年度も「よこすかキャリア教育推進事業」の支援を得て、五日間の職業体験を行い、その後も就職に関する学習を続けています。これらの貴重な学習体験を、生徒個々の成長につなげることが、私たちの責務であると感じています。

横須賀市立長沢中学校

総括教諭
       小菅 薫
 長沢中学校では、『畑から社会へ』というテーマで、今まで総合の時間で取り組んできた畑作業を発展させた。社会との関わりの中で、様々な学びを取り入れていこうというねらいで、学習をすすめている。
 収穫したさつまいもを商品化し、販売するため、アイディアの募集やボランティアの協力を得て仕事分担し、MTT(マイタウンティーチャー)の協力を得て、加工し販売を計画している。担当の生徒達を中心に自分たちのアイディアが、実現していくことに関心を持ち、意欲的に、販売準備に取り組んでいる。地域社会との連携のもと、生徒たちの勤労観・職業観を育てる機会としていきたい、と考えている。

横須賀市立長沢中学校

教諭
    坂本 幸太郎
 畑での活動は、それほど歴史のあるものではない。地域の農家の方からアドバイスをもらい、少しずつ畑を作ってきた。定まった型がないだけに様々なことに挑戦しやすい環境だと感じている。
 “横須賀キャリア教育推進事業”には新しい挑戦【畑から社会へ】というテーマの下、サポート・提案で生徒を共に育てていただいている。
 育てたサツマイモ(第1次産業)を考えた商品アイデアでMTTに加工を依頼し(第2次産業)、自分たちで販売する(第3次産業)試みは「よこすか産業まつり」の中で実現し、楽しみの中に、生徒はお金を稼ぐことの難しさと喜び、チームとしての達成感を感じていた。
 地域への還元と連携として【プログラム2】「第25回北下浦ふるさとマラソン(H23年3月27日実施)」への出店も計画されている。
 お世話になっている地域とのつながりを大切に、これからも活動を続けたいと思う。
平成21年度担当者

横須賀市立田浦中学校(H21迄)

総括教諭
       河野 和代

  このプロジェクトに参加する意義として、「生徒が学校外部の方々と様々な形で触れ合える」ことがあげられる。本校のキャリア教育の取り組みの一つとして職場体験を行っているが、このカリキュラムの要所々で、学校外部の方に指導・助言をいただき、いろいろな形で評価をしていただくことが生徒にとって大きな励みになっている。   
 キャリア教育のねらいの一つに自己肯定感の育成がある。生徒が学校外部のそれぞれの専門家の方々と触れ合い、直接感じることで価値ある学びとなり、それによって成就感を得、自信を持ち、反省をする等、自己認識を促し生徒の成長に大きく影響を与えると実感する。産官学が連携して、学校外部の方々の人材を選び、確保する。事務局として横須賀商工会議所の方々が推進してくださることで、円滑な指導体制が整えられることも本プロジェクトの大きな意義の一つである。

横須賀市立坂本中学校

総括教諭
       海老塚  努

 1年次から、「中学生“自分再発見”プロジェクト」に参加させていただき、2年次の現在までに、「自分たちが住む身近な地域」「横須賀」「職業」「働くこと」「社会人としてのマナー」「職業体験」の6つのテーマで様々な学習をしてきました。
 学習するにあたっては、テーマに関わるレクチャーをしていただき、生徒の意見に共感していただきながら社会人としての考えや責任について話し合いに参加していただきました。その中で4つのテーマにおいて、50名ほどのMMT(マイタウンティーチャー)の方たちにご支援をいただきました。
 また、地域調べでのインタビューや、職業体験で実際にご指導いただいた方々
を含めれば、延べ200名ほどの方たちに何らかの形で関わっていただいたことになります。生徒たちの取り組みに対するみなさま方の親身なご指導、ご支援に対し、大変感謝しております。
MTTのみなさんの生徒に対する温かい気持ち、仕事や物事に対する考え方、生き方に触れることで、すぐには目に見えないけれども、それらを少しずつ吸収し、生徒それぞれの今や将来の生き方に大きな影響を与えていると感じています。
 これから、「中学生“自分再発見”プロジェクト」のまとめに入りますが、ここまでの取り組みでお世話になったMTTの方たちへ、恩返しができるようなまとめができたらよいと考えています。

横須賀市立不入斗中学校(H21迄)

総括教諭
       小山 要治

 このプロジェクトに参加する時のことです。学校にアイディア・意欲、やる気が先生にあっても、市内全域に及ぶ事業所とのつながりが取れない、取りにくい、薄いなどのために実現しなかった実践指導がありました。しかし、今このようなあり方で事務局(横須賀商工会議所、横須賀市、教育委員会)が関わっていただている、そのことは学校が企画しても学校だけでは実現しなかったことが実現しました。期待したことが実現しました。まさに「夢の実現」です。
 考えていたことが学校という場所で展開されているのです。
 始めは、自分の学校だけの充実を考えていたのですが市全体で進めていく、広がっていくという視点が自分の中で大きくなり、どこの学校でも活用できるプログラム、汎用性のあるプログラムを用意していくことの重要性を意識するようになりました。また、プログラムに変化と工夫を重ねることの重要性も考えるようになりました。MTT(マイタウンティーチャ―)も関わりを重ねるにつけ、子どもとの距離を近づけていくことの有効性にも気がつきました。子どもが体験を積んで疑問・課題を若いMTTの方々がそれに応え、一緒に考えてくださる、相談に乗っていただく、解決の手助けをしてくださる、そしてその意識、理解の積み重ねの後に職業体験をする。そういうプロセスがキャリア教育の趣旨を活かす機会になっていくというスパイラルな連続が自分の中で高まったのです。

横須賀市市立衣笠中学校

総括教諭 
       赤羽 明弘

 本校での「キャリア教育」は、学校教育目標である「自主性を育てる」を達成させるために、10数年前から総合的な学習の時間を利用して取り組んできました。
 1年生では横須賀開国甲冑隊の方々に講師(MTT=マイタウンティーチャ―)になっていただき、生徒に「ものつくり」の楽しさを体験させることや、地元の衣笠山に城を構えた「三浦一族」を知ること、そして当時の甲冑作成や試着、地域の行事に参加する等の活動をしてきています。
 2年生では、「職業について考える」ことに主眼を置きます。職業調べや、職業について知ることを中心に進路講座…色々な職業に就くために必要なこと、その職業に就くためにはどんな進路を選択していくべきかを話していただき、仕事についてのイメージを持たせるようにします。それを基にして、2年生の後半では、「チャレンジワーク=職場体験学習」を実施します。チャレンジワークでは、地域の衣笠栄町商店会の協力や横須賀市全域において職場体験を受け入れてくださる事業所を開拓。50カ所程度の事業所に2日間の職場体験をさせていただいています。すでに、この取り組みは10数年続けているもので、様々な工夫やその後のまとめの学習を組み立ててきました。
 3年生では修学旅行を「農業体験旅行」として、青森の農家に民泊(2泊3日)し、様々な農業体験をさせていただき、キャリア教育プログラムのまとめをしていきます。
 こうした「キャリア教育」プログラムをさらに充実さることが、今の子供たちに必要であると考え、この「中学生“自分再発見”プロジェクト」に参加しました。
 2年次、職業について学習する入り口=「働くこととは」というテーマで入社まもない若い職業人の方=MMTと生徒と自由なディスカッションを組んでいただきました。職業に対する「意識の向上」や「真剣に生きること」や「夢を持って生きること」など、生き方を語るこの企画は、大変素晴らしい企画になっています。「ディスカッション」は、年齢の近い大人(考え方や習慣などが近い)の方からの話が大変大きな魅力となり、生徒たちも1時間という時間を有意義に過ごすことができました。私自身も、この企画を通して若い方の「やる気」や「真剣さ」を肌で感じ、もっと頑張っていかなくてはという気持ちになります。
 今後行われる進路講座や職場体験を今まで以上に「工夫」や「改良」していく上で、このプロジェクトの参加は価値があります。市教育委員会・市行政・市商工会議所の事業所の方々、この事業を企画アドバイスされる事務局を中心とし、たくさんの「意見」を頂戴しながら教職員の発想にとって、より良いものになると実感しています。

横須賀市立馬堀中学校

総括教諭 
       松永信行

 本校では1年生が計画的に「キャリア教育」に取り組み始めました。それによって総合的な学習の年間計画に柱ができ、また学校外の方々のお力を活用させていただける機会が増えました。
 6月25日の総合的な学習の時間では、横須賀市内でご活躍されている社会人の方々にMMT(マイタウンティーチャー)としてご来校いただき、それぞれのお仕事(8業種)の内容について、体育館でポスターセッションを行いました。みなさまに仕事で使われている実際の服装や道具などの「アイテム演出」も工夫していただき、生徒たちは「働くこと」ことについて、実感や興味をともなって学ぶことができました。
 「みんなの役に立つことが、仕事なんだと思った。」と、ある男子生徒は感想を書きました。
 8月の総括教諭研修の中で千葉大学の天笠先生も「新学習指導要領での総合的な学習の時間は、キャリア教育を重要な軸にすべきではないか。」と示唆されています。そのような見通しを持ちながら、取り組み、進めて行かれることが実感されます。

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